家を建てたり購入したり、リフォームを考えたりするときなど、家事をする主婦(主夫)にとって気になる住宅設備の一つがキッチンのコンロだと思うんです。

まだまだガスコンロの家が多いようですが、IHクッキングヒーターの家も年々増えているようです。

今までガスコンロしか使ったことが無いと、IHクッキングヒーターの使い勝手が気になりますよね?

ガスにするかIHにするか迷っているあなたに、ちょっとでも参考になればと思いIHクッキングヒーターの使い勝手について書いてみようと思います。

IHクッキングヒーターの使い勝手の良いところ

それでは、早速ですが最初はIHクッキングヒーターの使い勝手の良いところを挙げていきます。

1.とにかく掃除が楽

IHクッキングヒーターはガスコンロのような五徳が無くトッププレートが真っ平なので、ガスコンロに比べて掃除が圧倒的に楽です。

ちょっとした油跳ねや液こぼれは、火が無いので加熱調理中でもすぐに布巾やキッチンペーパーでサクッと拭けます。

ただ、トッププレートや調理具は熱くなってるので火傷には注意です。

2.加熱面が真っ平なので調理スペースとしても使える

IHクッキングヒーターは加熱面が真っ平なので加熱調理をしていないときは、調理スペースとして有効活用できます。

まな板を置いて具材を切ることもできるし、お肉や魚のトレーを並べたり、ボールを置いたり等食材を一時的に置いておくこともできます。

3.実はガスより高火力?

ガスコンロは火から出る熱のうち鍋に伝わる熱は約50%だそうです。火から出た熱のうち約半分は周りに逃げていってしまうんですね。

一方、IHクッキングヒーターは鍋自体を温めますので、熱効率は約90%。(IHの熱効率は鍋の素材や形状によっては低くなることもあるそうです。)

例えば、20度の水1Lを沸かそうとしたときに、IHクッキングヒーターの方が1分以上早く沸かせることが出来ます。

2kwのIHクッキングヒーターで一般的なガスコンロの大バーナーと同等の火力、そして熱効率が良いので、炒め物などの料理レシピに強火と書いてあっても「中」程度のレベルでもガスコンロの強火と同じくらいの火力で調理することが出来ます。

4.温度調節がとても楽

IHクッキングヒーターは火力が安定していて、しかもセンサーで鍋の中の温度を検知して一定に保ってくれるので、じっくり火を通す料理や揚げ物など火力の調節をする必要がありません。

また、ガスコンロから出る火より弱い熱で温めることもできるので、弱火で保温してたら下が焦げてたなんてことも無くなります。

IHクッキングヒーターの使い勝手の悪いところ

IHクッキングヒーターの使い勝手の良いところを挙げましたが、逆に使い勝手の悪いところも気になると思います。

1.使える調理器具に制限がある

IHクッキングヒーターでは、加熱の仕組み上IHに対応していない調理器具は使えません。

IH非対応の調理器具しか持っていない場合は買い替えで余計な出費が掛かります。

また、鍋やフライパンを購入するときはIH対応のものを購入する必要があり、ガス火しか使えないものに比べると値段が少し高くなります。

使える調理器具やIH対応していない調理器具を使うとどうなるかについては下記の記事で詳しく書きましたので参照してください。

2.フライパン返しを頻繁にすると温度が下がる

IHクッキングヒーターは調理器具自体を加熱してセンサーで中の温度を検知しているので、フライパンや鍋がプレートから離れると加熱されなくなり温度が下がってしまいます。

日々の料理で頻繁にフライパン返しをする人にとってはデメリットですが、フライパン返しをすることによって味が変わるわけではないし、わざわざフライパンを持ち上げなくても具材を返すことはできるので、IHにあった調理の仕方をすれば問題ないとは思っています。

そして、最近の機種では温度センサーの技術向上でプレートから離れてもすぐに温度調整してくれるので、チャーハンなどの返しを頻繁にする料理もできるようになっているそうです。

3.冬場コンロ周辺が熱くならない

夏場にコンロ周辺が熱くならないのがメリットでしたが、逆に冬になるとそれがデメリットになります。

火が無く熱が拡散しないので冬場の寒い時でもコンロ周りが暖かくなることはありません。

さいごに

使い勝手の良いところと悪いところを上げてみましたが、少しでも導入する際の参考になれば幸いです。

さいごに、初めてIHクッキングヒーターを使ったときの違和感についてちょっと書きたいと思います。

IHクッキングヒーターは、ガスコンロのように火が出たり、電気ヒーターのように赤くなる、といったことが無いので、スイッチを入れても見た目は何も起こりません。でもフライパンや鍋に手をかざしてみると、熱くなってるのは分かります。

今まで火加減を見て料理していたのが、火がなくなることで最初のうちはママゴトの料理をしてるような変な感覚がありました。

焼いたり炒めたりすればジュージューいいますが、本当に焼けてるの?って思います。

使い慣れてくればそんな感じはなくなりますけど、使い始めはちょっと変な感じがすると思いますよ。

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