ごはんを炊くために毎回使っている炊飯器ですが、ごはんをおいしく炊くために大事なことがあるって知っていますか?

どんなに高機能の炊飯器を使っていても、この大事なことをしないとごはんの味がだんだん落ちていってしまうようなんです。

自分でごはんを炊くようになった私は最初のうちは内釜しか洗っていませんでした。

けれども、それだけではダメで内蓋なども毎回洗わないと汚れがたまっていってしまうことを知りました。

内蓋などに汚れがたまってくると、せっかくの高いお米や丁寧に研いだお米でごはんを炊いてもごはんの味が落ちてしまうそうです。

なので今回の記事では炊飯器のお手入れの仕方を紹介します。

ごはんの味が美味しくなくなってきたのは内蓋などについた汚れが原因?

お手入れの仕方の前に炊飯器が汚れる原因をちょっと説明します。

ごはんを炊くときに出る蒸気にはお米から染み出したデンプンが含まれています。

蒸気にふれるパーツは洗わないで放置していると、蒸気に含まれたデンプンが内蓋などにどんどんこびりついていきます。

汚れがたまると臭いが出て、炊いたごはんにその臭いが移ってしまうようになります。

そうなってしまうと、どんなにおいしいお米を炊いてもごはんの味が落ちてしまいます。

ごはんをおいしく炊くためには、内蓋などのパーツ、蒸気レス(スチームレス)の炊飯器の場合は、蒸気を循環させるパーツも毎回洗うのが大事なのです。

炊飯器のパーツごとの洗い方は

炊飯器によって違いはありますが、取り外せるパーツ、取り外せない部分などで洗い方が異なります。なので部品ごとに洗い方を説明します。

炊飯器の内釜の洗い方

炊飯器の内釜は、ごはんを炊くお釜なので毎回洗っていると思いますが念のため。

  • 十分冷めてから台所用中性洗剤を使い柔らかいスポンジで洗います。
  • 洗った後はしっかりと洗剤を流します。
  • ごはんが固まってこびりついているときはしばらく水につけておくと柔らかくなって取れやすくなります。
  • 硬いスポンジのナイロン面やたわしなどで洗うと表面のコーティング(テフロンやフッ素)がはがれる恐れがあるので使わないようにしましょう。

炊飯器の内蓋の洗い方

炊飯器の内蓋はごはんの蒸気に直接さらされるので、特に汚れや臭いがつきやすいパーツで、汚れたまま放置しておくと最悪の場合カビやサビが発生します。なので内蓋は特に毎回洗うことがごはんをおいしく炊くためには大事になってきます。

  • 内蓋が取り外せるタイプの炊飯器は、十分に冷めてから取り外します。
  • 取り外したら、台所用中性洗剤を使い柔らかいスポンジで洗います。
  • 洗った後はしっかりと洗剤を流し、水分をふき取ってから炊飯器に取り付けます。
  • こびりついた汚れが取れないときは、重曹を溶かした水にしばらくつけてから洗うと取れやすくなります。
  • 内蓋が取り外せないタイプの炊飯器は、十分に冷めてからかたく絞った布でふきます。

炊飯器の蒸気口や蒸気循環パーツの洗い方

炊飯器の蒸気が通る蒸気口、蒸気レス炊飯器の場合は蒸気を循環させるカートリッジや水をためるタンクも汚れや臭いがつきやすいパーツです。なのでこれらのパーツもごはんをおいしく炊くためには毎回洗うことが大事です。

  • 蒸気口が取り外せるタイプの炊飯器は、十分に冷めてから取り外します。
  • 蒸気レス炊飯器の場合は、循環カートリッジ、タンクなど取り外せる部分を十分に冷めてから取り外します。
  • 取り外したら、台所用中性洗剤を使い柔らかいスポンジで洗います。
  • 洗った後はしっかりと洗剤を洗い流し、水分をふき取ってよく乾かしてから炊飯器に取り付けます。
  • こびりついた汚れが取れないときは、重曹を溶かした水にしばらくつけてから洗うと取れやすくなります。

水受けや枠などの取り外せないパーツ

炊飯器の水受け部分や上蓋の枠、内釜を入れる部分の枠など蒸気や水分がつく場所も毎回お手入れすることが大事です。

  • 取り外せない部分は、基本的にかたく絞った布でふき取ります。
  • こびりついた汚れが取れないときは、水の代わりに重曹を溶かした水で布を使うと汚れが落ちやすくなります。

炊飯器の釜や内蓋の臭いが取れないときは

炊き込みご飯や赤飯を炊いた後や、汚れを放置などして炊飯器の臭いが取れなくなってしまったときは、内釜に「水とレモンの輪切り2~3切れ、またはクエン酸」だけ、を入れて炊飯するとたいていの臭いが取れます。(すべての臭いが取れるわけではありません。)

  • 内釜に水を7~8分目くらいまで入れます。
  • レモンの輪切り2~3切れ、またはクエン酸(メモリ1合分の水に対して約10g、3合メモリまで水を入れたらクエン酸30g)を入れます。
  • 白米モードにして炊飯ボタンを押します。
  • 炊飯が終わったら保温を切ります。
  • 十分熱が冷めたら、内釜、内蓋などの外せる部品を取り外し、台所用中性洗剤を使い柔らかいスポンジで洗います。
  • 洗った後はしっかりと洗剤を流し、水分をふき取ってから炊飯器に取り付けます。

さいごに

炊飯器のお手入れの仕方を紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

文にして説明してみると「結構大変では?」と思ってしまうかもしれませんが、実際にやってみるとそれほど時間はかかりません。

むしろ汚れを溜めにためてからのお手入れの方が大変になってしまうと思います。

きれいな炊飯器で炊いたごはんはおいしいので、ぜひ毎回お手入れすることをおすすめします。

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