ガスコンロを使っているとフライパンや鍋などの調理器具がIH対応かどうかは気にしていなかったと思います。
でも新居がIHクッキングヒーターになって、今持っている調理器具が「IHに対応していない」、「IH対応かどうかわからない」ってなると買い換えないとダメ?、もしIHに対応していない調理器具を使うとどうなるの?など心配になると思います。
そこで、IHクッキングヒーターで使える調理器具は何か、そしてIHに対応していない調理器具を使うとどうなるのか?について紹介したいと思います。
IHクッキングヒーターで使える調理器具はなに?
最初にIHクッキングヒーターの発熱する仕組みって知らない人が多いと思いますので簡単に説明しますと、IHクッキングヒーターはプレートを加熱して熱を調理器具に伝えているわけではなく、フライパンや鍋の底自体を加熱させる仕組みになっています。
なので、IHクッキングヒーターは素材や形状によって使える調理器具と使えない調理器具があります。
手持ちの調理器具がIH対応ではなくても素材、形状によって使えるもがありますが、注意点がありますので確認してください。
新しく購入するときは、IH対応の調理器具にしてくださいね。
形状
IHクッキングヒーターで使えるのは、鍋やフライパンなどの底が平らになっているものです。
中央部分にくぼみがある、なべ底に足がついている、なべ底が丸いなど、IHクッキングヒーターのプレートガラスと密着しない調理器具は使うことができません。
底の大きさは、メーカーや機種によって違いがありますが、一般的には直径12cm~26cmです。
小さすぎると加熱されず、大きすぎると加熱にムラができます。
素材
鉄製
鉄製の調理器具は基本的にIHクッキングヒーターで加熱することができます。
ただし、薄い素材のフライパンなどは使っているうちに真ん中が盛り上がってきて変形することがあります。
もし変形してしまったら使用しないでください。
ステンレス製
ステンレス製の調理器具は種類によって加熱できるものとできないものがあります。
調理器具の底に磁石がくっつくものはIHクッキングヒーターで加熱できます。
磁石がくっつかないものは、次の項で記述する確認方法で加熱することができるか確認してください。
アルミ、銅製
アルミ製や銅製の調理器具は一般的なIHクッキングヒーターでは加熱することができませんが、オールメタル対応のIHクッキングヒーターでは加熱することができます。
見分け方は、一般的なIHクッキングヒーターにはヒーターの中央部分に「IH」の文字がプリントされていますが、オールメタル対応のIHクッキングヒーターは、ヒーターの中央部分に「ALL METAL IH」とプリントされていますので、使用する前にヒーターを確認してください。
多層構造
外側や中間に鉄などの磁石がくっつく素材が使われているものは加熱することができます。
磁石がくっつかないものは、次の項で記述する確認方法で加熱することができるか確認してください。
耐熱ガラス、土鍋、陶磁器、直火用焼網など
IHクッキングヒーターでは使用することができません。
IH対応の土鍋もありますが、メーカーは使用を推奨していません。最悪の場合IHクッキングヒーターが故障することもありますので使わないことをおすすめします。
どうしても使いたい場合は、IH対応のステンレス製土鍋風鍋がありますので、そちらを使用してください。
IHに対応していないフライパンや鍋を使うとどうなる?
IHに対応していない調理器具を使うとどうなるかというと、加熱しない、または、加熱してもなかなか熱くなりません。
調理器具の素材が分からず、IH対応かどうか分からないときは、フライパンや鍋に水を入れてIHクッキングヒーターのスイッチを押すことで確認することができます。
使えない調理器具の場合は、火力表示部分が点滅したり、非対応メッセージの表示をしたりします。(お知らせ方法はIHクッキングヒーターのメーカーや機種によって異なります。)
使える素材、形状の調理器具でも、底が変形していたり、コーティングがはがれたりしているものは使用を避けてください。
加熱されても「ビーン」というような大きな音がしたり、うまく加熱されなかったり、温度調節がうまくできずに加熱されすぎたりする可能性があります。
さいごに
新居や転居先がIHクッキングヒーターだと、今まで使っていた鍋やフライパンが使えなくなる?などの悩みもあったかと思いますが、上の記事で解決されたのであればうれしいです。
ガスからIHクッキングヒーターに変ると調理器具選びに気を遣うこともあり、調理の仕方も最初は違和感があると思います。
でも、慣れてしまえばIHの良いところがたくさんありますので、楽しく料理していただけたらと思います。
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