家事男(カジダン)を目指し、おいしい料理を作りたいと思っているパパさん!

食事に欠かせないごはんもおいしく炊きたいと思いませんか?

炊くだけなら炊飯器のボタンをぽちっと押すだけでごはんが炊きあがるけど、お米の研ぎ方ひとつでごはんのおいしさが変わります。

せっかくおいしいお米を用意しても、研ぎ方を間違うとどんなにおいしいお米も同じような味になってしまうこともあります。

実はごはんがおいしくなるお米の研ぎ方はとても簡単なので、ぜひやってみて欲しいと思います。

ちなみにこれから説明する研ぎ方は、一般的な精米された白米の研ぎ方です。
無洗米や古米の場合は手順が違いますので注意してください。

なぜお米を研ぐ必要があるのか?

そもそも、なんでお米を研ぐのかと言いますと、精米されたお米の表面にはホコリが付いていたりや米ぬかが残っていたりします。

このホコリや米ぬかを水で落としておいしいご飯を炊くためにお米を研ぐ必要があります。

米ぬかはえぐみ(苦く舌がひりひりするような感じの味)があり、しっかり落とすことでおいしいごはんになります。

ごはんがおいしくなるお米の研ぎ方

それでは、ごはんがおいしくなるお米の研ぎ方を注意点などを踏まえながら説明します。

1.お米の量をはかる
①1合(180cc)の計量カップを使い、お米を山盛りによそう。

※この時計量カップを軽くゆするとお米がカップにしっかり詰まってより正確な量になります。

②計量カップのふちいっぱいで、箸などを使いすり切り、余計なお米を落とす。

※これで1合になります。1合ずつ計りながら必要な量を炊飯器の釜に移します。

注意

  • まず大事なのはお米の量を正確に計ることで、炊きあがりのムラがなくなります。
  • お米の分量を適当に計ると最後に加える水との分量が合わずに硬くなりすぎたり、柔らかくなりすぎたりします。

2.お米に水を加えさっとすすぐ
①お米が完全につかるくらいの水を入れる。

※乾燥しているお米は最初に水を加えた瞬間から水を吸い始めるそうです。
最初の水に浄水や天然水(軟水)を使うと水道水のカルキ臭さも無くよりおいしいごはんが炊けます。

②お米全体を2~3回かるく混ぜて水を捨てる。

※次のお米を研ぐ工程のためにしっかり水は切っておきましょう。

注意

  • 水を加えたら水を捨てるまでなるべく早く作業してください。
  • ゆっくりしていると水だけではなく米ぬかの臭いまで一緒に吸ってしまいます。

3.お米を研ぐ
①水を切った状態のお米を、ソフトボールを掴むときのような手の形で一定方向に回すように研ぎます。

②これを20回くらいシャカシャカと同じ方向に回して研ぎます。

※お米が湿った状態でかき回すことで、お米同士がこすれ摩擦でお米についた米ぬかが落ちます。

注意

  • 研ぐときは力を入れずにお米をかき回す感じでゆっくり研いでください。
  • 力を入れてお米を押したり握ったり、早くかき回したりすると、お米が傷ついたり、割れたりしてお米のうま味自体が逃げてしまいます。
  • 水を入れたまま研いでもお米同士の摩擦が起きず米ぬかが完全には落ちませんので、必ず水を切ってから研いでください。

4.研いだお米に水を注いですすぐ
①優しく研いだお米に完全につかるぐらい水を入れる。

②水につかったお米を2~3回くらい全体をかき回す。

※研いで落とした米ぬかが下の方にたまるので、たまった米ぬかを洗い流すためにかき回します。

③白く濁った水を捨てる。

④①~③を2回繰り返す

注意

  • この時点でお米は結構水を吸っているので、ここで使う水は普通の水道水を使っても構いませんが、このすすぎもゆっくりやっていると水のカルキの臭いがお米に移ってしまうので、なるべく早く作業してください。
  • もし蛇口に浄水器が付いているのであれば、すすぎにも浄水を使うとよりおいしいご飯が炊けます。

5.お米を水に浸す
①お米の量に合わせて適量の水を入れる。

※炊飯器の釜のメモリに合わせて適量の水を入れましょう。
(基本的な水の量は1合あたり200ccです。)
最後に浸す水も浄水や天然水(軟水)を使うとよりおいしいごはんが炊けます。
あとは炊飯器の炊飯ボタンを押して炊くだけです。
 

注意

  • ここでお米を浸した水は少し白く濁ってうっすらお米が見える状態の水になっていると思いますが、少し濁った状態で問題ありません。
  • もし、まだ濁りが濃いなと思ったらもう一回すすぎの①~③をしてください。
  • 逆に、水が透明になるまですすいでしまったお米は、お米からうま味や栄養が余計に溶けだしてしまった状態で、ごはんの味が落ちてしまいます。

私は炊飯器の釜を使ってお米を研いでいますが、人によっては釜のテフロンがはがれるのでボールを使って研いだ方が良いという人もいます。

最近の炊飯器は、手でお米を研ぐ分にはテフロンが剥がれることは無く、このお米の研ぎ方は優しくお米を研ぐので炊飯器の釜が傷つく心配もありません。

ボールを使うと洗い物が増えるので、私は炊飯器の釜でそのまま研いでしまいます。

また、水切りを早くするためザルを使って研いでいる人もいますが、ザルの目にお米が詰まって割れやすくなりますのでお勧めしません。

飲食店など一升とかのお米を炊く場合はザルを使った方が早いですが、ご家庭で食べるくらいの量であればザルを使わない方がごはんをおいしく炊くことができます。

さいごに

ごはんがおいしくなるお米の研ぎ方を説明しましたが、思ったより簡単に研げると思いませんか?

精米技術の向上で、昔と違って今は米ぬかがほとんど落とされた状態で精米されたお米が売られています。

家で研ぐときは残った少しの米ぬかを優しく落としてあげるだけで、おいしいごはんが炊けますので、ぜひやってみてください。

「パパが炊いたごはんおいしい!」って言われるようになるかもしれませんよ!

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