毎日の食事に欠かせないごはんですが、家事、子育てに忙しくちょっとでも楽したいママさんや、家事を手伝いたいけどお米を研いだことのないパパさんでも、楽においしいご飯を炊くことができるのが無洗米です。

昔の無洗米の味を知っている人は、銘柄が同じでも白米より味が落ちる印象を持っているかもしれません。

私も同じような印象を持っていて敬遠していましたが、久しぶりに買って食べてみたらびっくり、味は白米と変りませんでした。

今の無洗米は米ぬかを落とす技術の向上により白米と味は変わらないのに、研ぐ必要がなく家事の時短になるとっても楽なお米になりました。

無洗米を使うメリットとデメリットは?

ちょっと無洗米のメリットの前に、まず無洗米とはどんなお米なのか簡単に説明すると、無洗米とは、「洗う必要のない」お米。つまり、精米するときにすでに米ぬかが取り除かれた状態で売られているお米です。

無洗米の一番のメリットは、すでに米ぬかが取り除かれているので、お米を研ぎ洗いする必要がなく、お米を炊飯器の釜に入れて水を入れるだけでごはん炊けることです。

普通の精米と無洗米の手順を比較してみます。

普通の精米
お米を量る→水を入れる→研ぐ→すすぐ(何回か繰り返す)→水を入れる→炊く

無洗米
お米を量る→水を入れる→炊く

どう見ても無洗米の方が楽ですよね。

お米の量と水の量に気を付ければ、あとは炊飯器のボタンをポチっと押すだけなので、だれでも簡単にごはんを炊くことができます。

忙しい時など特に研いだりすすいだりが面倒だったりしますので、この手間がなくなるのは大きいですね。そして、冬の寒い時期に冷たい水でお米を研ぐ必要もありません。

2つ目のメリットは、無洗米は同じ重さの普通の白米と比べると米粒の量が多いです。
無洗米は普通に精米されたお米についてる米ぬかが取り除かれているので、米粒が普通の白米に比べて小さく、重さも軽くなるため、同じ重量の袋詰めされたお米を比べると米粒の量が多くなります。

3つ目のメリットは、無洗米は普通の白米に比べて栄養の流出がない。
普通の白米は、研ぎ洗いすることで上手に研いでも栄養が流出してしまいますが、無洗米は研ぎ洗いしないのでお米の栄養が流出しません。

逆に無洗米のデメリットは何かと言いますと、デメリットは同じ銘柄の場合無洗米の方がお米の値段が高くなります。
無洗米はお米を研ぐ必要がなく水道代が浮きますが、水道代だけでは埋められない価格差があり、水道代を考慮してもトータルコストは無洗米の方が割高になります。

もう一つのデメリットはそんなに大きくはありませんが、無洗米は品種が普通の白米に比べてまだまだ少ないです。いろんなお米の味を食べ比べてみたい人には物足りないかもしれません。

価格が割高なのが家計に直結することなので大きなデメリットですが、価格には表せない手間が省けるというメリットも大きく無洗米にしてみるか悩むところだと思います。

メリットがどれ程か確認してみたいと思ったら、一度無洗米を試してみてはいかがでしょうか。

そして、無洗米を食べてみたいと思ったら、おいしく炊きたいですよね?

無洗米をおいしく炊く方法

無洗米をおいしく炊くには普通の白米とはちょっと違うコツがあります。

無洗米をおいしく炊くためのポイント

(1)お米をはかる
お米の計量カップを使います。
計量カップに無洗米のメモリがあれば無洗米の線に合わせて計ります。
無洗米専用の計量カップの場合はカップいっぱいですりきります。
普通の白米の計量カップの場合はカップいっぱいですりきります。
(無洗米は粒が小さく普通の白米と比べると正味量が多くなりますが水の量で調整します。)

(2)水を入れる
無洗米のメモリや、無洗米専用の計量カップで計ったときは、炊飯器のメモリに合わせて水を入れます。
普通の白米の計量カップで計ったときは、計量カップ1杯(1合)あたり大さじ1杯~2杯の水を加えます。
水を入れたらお米を全体を軽くかき回して底にたまった空気を抜き、お米が平らになるようにならします。
無洗米でお米を炊いてみて硬さが合わないと思ったら、好みに合わせて水の量を加減してください。
入れる水を天然水(軟水)や浄水を使うと、よりおいしいごはんになりますよ!
水を入れた時に水が少し白く濁りますが、これはお米のでんぷんが溶けだしたために濁ります。
お米のうま味成分なので、濁った水は捨てないでください。

(3)お米に水を吸わせる
すぐに炊いてもおいしいですが、ちょっと硬い感じになります。
夏場30分以上、春秋冬場1時間以上お水を吸わせると、ごはんがふっくらとよりおいしく炊けます。

(4)炊飯、蒸らす、ほぐす
炊飯器のスイッチを押したら、後は普通の白米と同じです。
炊きあがり後ごはんを蒸らし、蒸らし終わったらごはんをほぐします。

以上が無洗米をおいしく炊くためのポイントですが、今の炊飯器は無洗米用の炊飯機能があるものも多いので、無洗米の炊飯モードを使う場合はお手持ちの炊飯器の説明書にしたがって炊いてください。

さいごに

無洗米は普通の白米よりちょっと値段が高くなりますが、お米を研がなくて済む点についてデメリットをカバーするだけの価値はあると思います。

昔に比べたら無洗米で炊いたごはんの味も格段においしくなっていますし、今ではコンビニで売っているおにぎりや外食店のごはんにも無洗米が使われています。

無洗米なら忙しいママや家事が苦手なパパでも、水加減だけ気を付ければ楽で簡単においしいごはんが炊けるようになれますよ!

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