台風や豪雨であなたの家の周りがすでに冠水しているときに避難した方がいいのか、このまま家にいた方がいいのか迷うと思います。

本当であればそうなる前に避難した方がいいのですが、場合によっては気づいたらすでに冠水していたなんて状況もあるかもしれません。

すでに家の周りが冠水してしまい、水の中を歩いて避難するべきなのかどうかの判断基準や水に入って避難するときの注意点について紹介したいと思います。

冠水している道路を歩いて渡るときは水位と水の流れに注意!

水には想像以上の力があり、しかも服を着た状態で入ると歩くのも非常に困難になります。

プールで水着を着た状態でも、水位が腰ぐらいの高さまであると歩くだけでも結構体力を使いますよね。

なので冠水している道路で水の流れがほとんど無い場合でも、歩いて避難できる水の高さは股下の高さまでとされています。

道路の水が勢いよく流れている場合は、歩いて避難できる水の高さはひざ下までとされています。

ただし、強い雨が降り続いていたり近くの川が氾濫するおそれがある場合は、水位がどんどん上がっていく可能性もあるので、状況をよく確認してから避難してください。

水の流れが速い場合は、水の流れに足を取られたり、流木や浮遊物に当たり流される危険が高くなりますので、無理して水に入らない方が安全です。

ちょっとでも不安を感じたら、無理をせずに高い場所に上がって救助を待つようにしてください。

水に入って避難するときの注意点は?

冠水した道路など水の中を歩いて避難するときに、長靴を履いて避難するのはやめた方が良いです。

避難を開始したときは水位が低くても、長靴を履いて歩いているうちに長靴の上まで水位が上昇してしまったときや、長靴より深い場所に入ってしまったときは、長靴の中に水が入りとても歩きにくくなります。なので、たとえ濡れてしまっても靴底がしっかりした運動靴を履いていった方が無難です。

また、冠水した道路では水が濁り側溝がどこだか分からなくなったり、マンホールのふたが外れていたりして突然深みにはまってしまう可能性があります。さらに、水中の障害物も見えないので大変危険です。

水の中を歩くときは、長い棒状のものなどを杖にして、くぼみや障害物を確認しながらゆっくり歩くようにしてください。

さいごに

川の近くに家があり浸水の危険がある地域にお住いの場合は、自治体発行のハザードマップを確認して早めの避難をするべきだと思います。

けれども、本当に身の危険が目の前に迫るまでは、家は大丈夫だと思いなかなか行動できない人が多いそうです。

私には小さい子供が3人いまして、もし避難所に行った場合誰かがぐずることは目に見えてますので、出来ることなら避難所ではなくなるべく自宅に居たいと思っていました。

でも、災害で命に危険がおよぶ可能性があるのなら、早めに避難した方が無難だと今は考えています。

近年は豪雨による大きな被害が毎年のように発生していますから、明日は我が身かもしれません。

うちは大丈夫だと思わずに不安があればすぐ避難することを意識して、早めの避難行動を心がけて行きたいと思います。

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